医療従事者・保健所職員と患者の会話を音声録音・文字化
株式会社アドバンスト・メディア(本社:東京都豊島区、代表取締役会長兼社長:鈴木 清幸 以下、アドバンスト・メディア)は、医療業界では初めてとなる、多様な医療記録をAI音声認識技術で支援するサービス「AmiVoice IC-Support(アミボイス アイシーサポート)」を1月28日(木)にリリースいたします。
【背景】
昨今、急激な人口減少と高齢化により、医療需要は増加の一途をたどっています。医療従事者は長時間にわたる過重労働を強いられ、過酷な環境が大きな課題になっています。加えて、新型コロナウイルス対策のための「オンライン診療」や「電話診療」、自治体や保健局が展開する「ホットライン」など、診療スタイルの多様化により、個人に負荷される業務量が更に過大化しており、迅速な対応が求められています。
【AmiVoice IC-Support、概要】
AI音声認識技術を活用して、多様な診療スタイル(対面診療・対面服薬指導・オンライン診療・電話診療/相談)における、医療従事者と患者の会話をリアルタイムで文字化します。音声を2ch録音し、複数の診療スタイルに対応した音声認識サービスは医療業界初です(アドバンスト・メディア調べ)。記録時間を削減し、書類作成業務を自動化することで、医療業界の働き方改革を支援します。
医療従事者、患者の音声を分離して録音し、会話を自動で文字化します。音声と認識結果は紐づいて蓄積され、会 話は文字で簡単に検索することが可能です。全オンライン診療に対応し、そのまま電子カルテなどの患者管理システムに利用することもできます(オンライン診療への対応は3月予定)。
ネットワーク不要のスタンドアローン音声認識処理のため、機密性の高い会話でも安心してご利用いただけます。また、医療用語や診察中の会話に特化した音声認識エンジンを使用しているため、高い認識率を誇ります。価格は、月額プランが3,500円/月(税抜)、買取りプランが20万円(税抜)です。
【導入の効果】
音声認識によるプロセスを自動化することで、業務効率化や生産性向上を実現します。これまで属人化していた業務に音声を使うことで作業効率を高め、人為的ミスを減らし、業務にかかる時間を大幅に削減、記録業務の自動化を行います。
①全会話の文字化により記録漏れを防止
重要な医療従事者と患者の会話を録音・音声認識することにより、記録ミスや記録漏れなどのトラブルの未然防止に役立ちます。
②記録時間の大幅削減
医療従事者と患者の音声を分離して自動的に文字化することで、これまで行っていた手作業での記録業務を大幅に削減。電子カルテや相談記録の作成など、業務効率化を実現します。
③記録の共有で相互理解が向上
定型的な記録書類だけでは読み取れない詳細な情報を共有・確認することが可能になるため、患者との相互理解の向上に役立ちます。
【利用シーン】
【実証実験について】
「AmiVoice IC-Support」の実証実験にご協力いただけるテスト施設(病院、診療所、調剤薬局、保健所)を募集いたします。募集期間は本日2021年1月28日(木)~3月19日(金)です。
【AmiVoice IC-Support、製品ページ】
http://www.advanced-media.co.jp/products/service/amivoice-ic-support
アドバンスト・メディアは、今後カルテベンダーや開発会社と連携し、構文解析により会話から自動的にカルテや書類作成を行うなど、更なる業務効率の向上と医療業界の働き方改革の業務改革を目指します。
以上