全社的な生産性向上を目指しDXを推進
北和建設は、京都を中心に近畿圏・首都圏・中部圏で建築施工を行っている総合建設会社です。
2024年度よりICTツールの積極的な導入を全社の目標として掲げ、建築部（工事現場）の社員を中心に「生産性向上のためのワーキンググループ」を発足し、複数部署（管理部の情報システム担当者や設計部など）を巻き込んでDXを推進しています。
ワーキンググループ発足の背景には、2023年春に矢作建設グループの傘下となったこともあります。親会社のノウハウを取り入れ、利用中のICTツールの紹介を受けるなどの交流も行うようになりました。
認識精度の高さと現場ごとの情報整理のしやすさを評価
当社では従来、他社製品を用いて竣工検査を行っていましたが、音声入力機能がなく検査項目の入力に手間がかかることも少なくありませんでした。ICTツールに関わる矢作建設との情報共有の中で「AmiVoice スーパーインスペクションプラットフォーム（以下、SIP）」を知り、音声認識精度の高さと、現場ごとの情報整理のしやすさに興味を持ち、導入に至りました。
現地での手厚いサポートで導入時の心理的ハードルを解消
「SIP」を初めて利用する際には、アドバンスト・メディアの担当者が丁寧にサポートしてくださいました。現地での検査にも立ち会ってもらい、実際に操作説明をしていただけたので「新しくて難しいものを覚えなければいけない」という抵抗感もなく、スムーズに社内導入することができました。
検査業務および検査後の取りまとめ作業を大幅に効率化
建設業に特化した音声認識エンジンを搭載しているため、専門用語もスムーズに認識し、検査時の入力作業が大幅に効率化されました。
また現場ごとに業者のマスタを事前に登録しておくことで、検査中に検査項目を入力すると振り分け先の業者が自動的に入力されます。検査終了後は手直し指示の帳票をダウンロードするだけで業者の振り分け作業が完了し、業者ごとに手直し指示のリストを出力することも可能です。
SIP導入後、音声入力による検査業務の効率化はもちろん、検査後の資料の取りまとめ作業も格段に速くスムーズにできるようになりました。竣工・引き渡し間際は現場も慌ただしくなるため、とても助かっています。
今後も社内展開を進めることで、全社的に作業を円滑化できる見込みです。
北和建設について
京都を中心に近畿圏・首都圏・中部圏で建築施工を行っている総合建設会社です。
2025年で創業50周年を迎え、長年にわたって築き上げた協力業者との確かな信頼関係と、高い技術力でお客様の期待にお応えします。
本社をかまえるのは「学生の街・京都」。特に学生マンションをはじめとする賃貸マンションの施工実績が豊富ですが、ホテルや医療・福祉施設、学校など多岐にわたる建設工事をおこなっております。
名古屋市に本社のある東証プライム上場企業・矢作建設グループの一員でもあり、グループシナジーを活かした技術力の向上に注力してまいります。
https://www.hokuwa.jp/
