手書き入力からデジタル化へ、業務効率を大幅改善
ダイハツディーゼル株式会社は、船舶用および汎用ディーゼル機関を製造・販売しています。社内のDX推進の一環として、手書きで行っていた検査記録の作業効率化を図る目的で、音声認識ソフト「AmiVoice Keyboard」を導入しました。
紙ベースによる検索の非効率さが課題
従来、部品検査の際に記録を手書きで行い、紙ベースでの保管が一般的でした。この作業には誤記や記入漏れのリスクがあり、また、必要な情報を探し出すのに時間がかかるといった課題がありました。さらに、昨今話題となっている改ざん防止の仕組みが求められ、データ管理の信頼性をより一層高めるための対策が必要とされていました。
デジタル化による業務効率の向上
音声認識ソフトの導入により、検査をしながらExcelへのデータ入力が可能となり、マクロを組み込むことで入力エラーのアラートや視覚的な色付けができるようになりました。これにより、誤記や記入漏れのリスクが大幅に減少しました。また、規定外の数値入力を防ぐ仕組みも構築され、データの信頼性が向上しています。
さらに、検査データがデジタルで管理されるようになったことで、必要な情報を迅速に検索でき、作業効率が大幅に改善されました。
導入の決め手は既存の測定器の活用とコストパフォーマンス
「AmiVoice Keyboard」を選んだ理由は、検査をしながらデータ入力ができる仕組みを導入したいというニーズを満たす点にありました。特に、他のデジタル測定器やサービスでは、測定器自体を買い替えなければならず、コスト面での負担が大きい点が課題となっていました。しかし、「AmiVoice Keyboard」は既存の測定器をそのまま活用し、測定値以外の情報も音声で簡単に入力できるため、コストパフォーマンスに優れている点が決め手となりました。
今後について
今後さらに検査現場でのデジタル化を進め、他の検査場にも音声認識ソフトの導入を拡大したいと考えています。