事前準備や協力会社ごとの仕分け作業に、多くの時間を要し現場の負担に
和田組は1956年に創業し、総合建設業として大分県でトップクラスの、7,000戸以上の建築実績を誇っています。
建物が設計通りにできているか、工事中に発生した傷や汚れなど建物の最終確認を行う仕上げ検査において、検査対象である建物の紙の図面の用意など事前準備にかかる時間や、検査後に指摘事項を協力会社に依頼する仕分け作業に、多くの時間と手間を費やしていました。また、指摘事項を手書きで図面に記入していたため、記入者によっては指摘内容が読みづらく、補修内容が正しく伝わらないといった課題を抱えていました。
そこで、検査業務の効率化を実現する「AmiVoice スーパーインスペクションプラットフォーム(仕上げ検査)」を導入しました。
協力会社ごとの仕分け作業の自動化と、専門用語に対応した高い認識精度
課題解決のため、検査業務の効率化を実現し、ITに不慣れな現場職員でも扱いやすいツールの導入を検討していました。そのような中、事前準備から検査業務まで誰でも簡単に扱うことができる快適な操作性、検査後の協力会社ごとの仕分け作業の自動化、建設や不動産分野の専門用語にも対応した高い音声認識精度が導入の決め手となりました。
導入により、紙の図面の印刷などの事前準備や、協力会社別の帳票作成や仕分け作業など、課題となっていた事務所で行う作業が大幅に効率化されました。
検査前・検査時・検査後と、全ての工程で業務効率化を実現
検査対象の建物の図面などの検査データの登録方法は、現場職員に一度レクチャーしただけで簡単に習得できました。これにより、検査対象の部屋の図面、検査内容を記載する検査対象分の検査シートを事務所で印刷する作業が不要になり、事前準備をスピーディに行えるようになりました。
さらに、音声入力により手書きよりも速く指摘事項を入力できるようになり、検査業務にかかる時間が1検査あたり約2時間削減されました。また、手書きによる読みにくさが解消され、迅速で正確性の高い指摘事項の共有が実現しました。協力会社ごとの仕分けも自動で行ってくれるため、検査後にかかる時間も大幅に効率化されました。
「竣工間際の忙しい期間に利用することが多く、検査前・検査時・検査後の手間が削減できるので非常に助かります。」と、現場からも高評価です。さらに、仕上げ検査だけでなく、竣工後の定期点検においても、図面など事前に登録した検査データを活用しています。また、さまざまなファイル形式で帳票の出力が可能で、施主様との打ち合わせの際にも、便利に活用することができます。
和田組について
和田組は、大分県と東京都に拠点を置き「お客様第一主義」をモットーに、企画設計から施工まで一貫して行う総合建設会社です。
60年以上の経験値を活かしたクライアントニーズに沿った企画から設計施工が可能です。既成概念にとらわれず、改善を積み重ねることでお客様のニーズに応え、これまで大分県下でトップクラスの7,000戸以上の実績を誇ります。
https://www.wadagumi.com/company/
ご担当者様
株式会社和田組 工事二部 兼 事業推進部
若竹 翔平 様