是正指示書の作成が大きな業務負荷に
新井組は、兵庫県西宮市に本社を置く総合建設会社です。共同住宅や商業施設、公共施設などの建築工事から土木工事、リニューアル工事まで幅広い建設物を手がけています。
建物の完成前に傷や汚れ、不具合の有無を確認する仕上げ検査において、従来は建物各所の図面を紙で印刷し、一つひとつ手書きで是正内容を記入していました。手書きでの記録には時間がかかり、検査終了後、協力会社ごとにお渡しする是正指示書の作成も大きな業務負荷となっていました。
検査終了と同時に是正指示書を出力でき、残業時間を短縮
専門用語などを含む是正指示も高精度かつスピーディーに入力できる音声認識の利便性と、iOSアプリおよびPC上の管理画面の操作性の高さを評価し、「AmiVoice スーパーインスペクションプラットフォーム(以下、SIP)」を導入しました。
導入後は、音声入力の活用により検査業務が大幅に効率化されました。また、検査中にタブレット端末で是正内容を音声入力すると、該当の協力会社が自動的に登録され、PCの管理画面から協力会社ごとに是正指示のリストを簡単に作成することができます。これにより、導入前は22~23時頃までかけて作成していた是正指示書が、検査終了後すぐに出力できるようになり、残業時間の短縮につながりました。協力会社への是正指示が速まったことで、その後のリペア対応もスムーズになったと感じています。
安全パトロールなど、用途の拡大を検討
仕上げ検査においてSIPの導入効果を十分に体感できました。今後は安全パトロールなど、他の検査形態での活用も検討していきたいです。