多くの労力と時間を費やし、現場の大きな負担となっていた検査業務
大日本土木では、建物が設計通りにできているか、工事中に発生した傷や汚れなど建物の最終確認を行う仕上げ検査において、担当者が現場で指摘事項を一つ一つ手書きで図面に記入していました。さらに、検査終了後には、協力会社ごとに指摘事項を整理した帳票の作成や改修の手配を行っていたため、検査業務に多くの人員と時間を費やしており、現場の大きな負担となっていました。
検査業務の効率化を実現するため、音声認識を活用した建築工程管理のプラットフォームサービス「AmiVoice スーパーインスペクションプラットフォーム(仕上げ検査)」を導入しました。
音声入力による検査業務の効率化と、専門用語に対応した高い認識精度
音声入力による検査業務の効率化と、建設・不動産分野の専門用語にも対応した高い音声認識精度が導入の決め手となりました。
タブレット端末から指摘箇所をタップし、部位や指摘事項を発話するだけで検査結果を簡単に入力することができ、検査業務の効率が大幅に向上しました。さらに、検査の際にカメラとかさばる図面を持ち運ぶ必要がなく、アプリ内で図面が管理できるため、「検査が楽になった」という声が現場から上がりました。
検査後の事務所作業を効率化
導入以降、指摘事項は協力会社ごとに自動で仕分け・出力されるため、検査終了後に事務所で行っていた協力会社別の帳票作成・仕分け作業などが不要になりました。従来は、現場によっては一晩かかっていた仕分け作業が1時間程度で済み、大幅な業務効率化を実現しました。
また、指摘事項と該当箇所の写真を紐づけて記録することが可能なため、文字情報だけでは伝わりにくい不具合の状態も、スムーズに共有できるようになりました。
大日本土木様について
総合建設業を行う会社で、本店は岐阜市宇佐南にあります。事業内容は、建築、土木、不動産、地域開発、環境整備、産業廃棄物、発電など多岐にわたります。
1924年の創業以来、「誠実で確かなものづくり」を心掛けてきた大日本土木は、皆さまが安心して生活できるインフラの提供、社員が安心して働くことができる堅実経営のもと、一人ひとりが「DNC品質」であることを自覚し、高い成長目標に向かいプライドを持って挑戦しつづけます。
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ご担当者様
大日本土木株式会社
岐阜本店 建築グループ 田中 博和 様