・手書きリストをPCへ入力する作業に膨大な時間と労力がかかっていた。
・作業と同時にリストの電子化が完了し、入力作業を省くことができた。
概要
使用済み自動車処理、リサイクルパーツの国内外への販売事業を行っているカースチール株式会社様。
リサイクルパーツのコンテナ積み込みリスト作成を効率化するため音声入力ソリューションを2006年8月に導入しました。その後、現場で活用した結果、業務にどのような効果や変化があったかうかがいました。
手書きの記録とパソコンへの入力で二重の手間
1コンテナに約1,000を越えるリサイクルパーツの積み込む出荷作業。煩雑な積み込み作業に加えて製品番号をリストに手書きで記録する手間がありました。
またコンテナ出荷作業終了後は、膨大な手書きの記録をパソコンへ入力する作業に時間と労力を費やしていました。
騒音に強く、ストレスを感じさせない高い認識精度の実現
音声認識技術AmiVoiceをデモで体験し、事前に使用する人の声を学習させる必要がなく誰でも使えること、高い認識率が得られること、この2点にカースチール様は大きな可能性を感じ、作業現場での採用を決定されました。
また、作業現場での騒音に耐えられるものを、という課題に対してアドバンスト・メディアではカースチール様と共に、実験や検証を重ね、作業現場で活用できる最適な音声入力ソリューションの構築を実現しました。
積み込み作業とリスト作成作業の時間が従来の70%に
導入後は積み込みアイテムの記録業務が、製品番号をヘッドセットマイクに話すだけでPCへの入力が完了。認識精度はパーツ名においてはほぼ100%を達成し、スムーズな積み込み作業を実現しました。
その結果、従来8時間を費やしていた積み込み作業が、6.5時間で完了できるようになりました。なお入力されたデータは事務所のサーバにリストとして保存されているため、積み込み作業終了後はリストの内容を確認するだけ。従来まで入力作業を含め3時間かかっていたリスト作成作業が、30分~1時間の確認作業で完成できるようになりました。
※お客さまの業務内容によって時間は異なります。
作業現場以外でも幅広い業務に適用したい
コンテナ積み込み出荷作業の効率化に成功したカースチール様は、今後、国内販売向けリサイクルパーツの品質チェック業務や、営業日報作成などの業務にも、音声入力ソリューションのご活用を検討されています。