テーマ | : | 議事録作成・書き起こし |
業種 | : | サービス |
規模 | : | 1001名以上 |
サービス | : | AmiVoice ScribeAssist |
効果 | : | 業務効率化 |
これまで、主要会議の発言内容を要約してまとめた全文議事メモ(以下、議事メモ)の作成には、会議時間の約2~3倍の時間を要していました。また、議事メモの作成担当者は専任ではないため、作成期間が長すぎることが課題となっていました。
そのような中、新型コロナウイルスの感染拡大によってテレワーク、WEB会議が増加し、議事録への押捺作業を削減するため、電子化を進めることになりました。議事録作成時間の削減と人的リソース不足の解消を目的に、議事メモの在り方から見直しを行いました。発言内容を要約する過程を省き、AmiVoiceにより、発言内容をテキスト化したものを微修正し、そのまま利用しています。
以下の5点を特に評価しています。
①オフライン状態でのセキュアな音声認識
スタンドアローン型のアプリケーションのため、PC内で文字起こしが完結し、社外秘の議題が含まれる会議でも、安心して利用できます。
②無駄のないライセンス形態
USBキーで起動を制御するため、過剰なライセンスを取得する必要がありません(ライセンス取得数=ソフトの同時起動数)。
③単語登録機能
音声認識中でも専門用語や社内用語を簡単に登録できます。登録内容は即座に反映され、次の発言から音声認識結果の候補として利用可能です。
④声紋認証機能
リアルタイムで認識結果の修正作業を行う場合、発言者名の入力と発言内容の修正を同時に実施することが難しく、発言者が自動的に判定される機能が必要でした。
⑤素早いデモ環境整備の対応
音声認識システムの利用を検討していた会議は、月1~2回の頻度で開催しています。デモ環境の手配が素早かったことで、試験から検証作業までがスムーズに進みました。
主要会議でAmiVoiceを利用しています。
東京本社の会議室をメイン会場としたWEB会議形式で行うため、USBキーを東京本社と高松本社に1つずつ配置し、いずれの場所でも利用できる環境を整えています。
導入後は、主要会議の議事録(議事メモを含む)作成、製本までの所要日数を約3分の1に短縮することができました。
数年前も音声認識製品の導入を検討しましたが、その時はICレコーダーで録音した音声データから文字起こしを行ったため、音声の品質が悪く、満足な結果が得られませんでした。今回は、WEB会議の増加に伴い、NTTテクノクロス社製のスピーカーマイクシステム「R-Talk1500」を導入したことで、短時間で高い精度の文字起こしを実現しています。音声認識の精度向上には、録音機器(マイク)の性能が非常に重要であることを体感しました。
今後は社内のマニュアルを整備し、AmiVoiceの利用を全社に拡充していきたいと考えています。