発言者識別機能を大幅改善し正式リリース。LGWAN環境でのAI要約も可能に
AI音声認識AmiVoiceを活用した議事録ソリューションを一元化したプラットフォーム「VoXT One(ボクストワン)」の各種サービス(「ScribeAssist」「ProVoXT」)をバージョンアップしました。
文字起こし支援アプリケーション「ScribeAssist」バージョン2.6.0
・発言者識別機能をリリース
2020年に実装した「AI話者識別(β)」を「発言者識別」に名称変更し、機能を大幅にバージョンアップした正式版としてリリースしました。主な変更点は以下の通りです。
①出席者の管理方法を一新し、より使いやすくなりました
・発言者識別に必要な声紋情報が紐づいた出席者のマスタデータを、会議ごとに表示名を変えられるようになりました
・声紋情報の学習量が表示されるようになりました
・出席者のマスタデータをインポート/エクスポートできるようになりました


②新しい話者識別方法を追加しました
発言者の声紋情報から発言者番号を割り振る、新しい話者識別方法を追加しました。
振られた番号を元に一括で出席者の名前を割り当てることができます。連日多くの人と会議を行う場合や、「ScribeAssist」をインストールした端末を貸し出して使っている場合など、便利にお使いいただけます。
③音声認識終了後に、一括で発言者を識別できるようになりました
自動で識別された発言者を、認識終了後に一括で識別し直す機能を追加しました。
④発言者の切り替わりを検知し、自動で発言が改行されるようになりました
⑤同じ発言者が連続している発言を結合できるようになりました
⑥発言者の表示をより分かりやすくしました
従来は表示上区別されていなかった、手動で選択した発言者と自動で識別された発言者を見た目で区別できるようになりました。

・音声認識辞書を最新バージョンにアップデートしました
音声認識辞書を最新バージョンにアップデートし、音声認識率が向上しました。
・対象の音声認識辞書:会議(デフォルト)、議会、医療・製薬、建設
※本バージョンから「医療」辞書と「製薬」辞書を統合し、「医療・製薬」辞書として提供します。
「医療・製薬」辞書は、病名・薬品名・病院名などのボキャブラリなどを含む、医療業界でのさまざまな会議、診療中の会話、対面営業の文字起こしなど、医療業界のアプリケーションで汎用的にご利用いただけます。
・LGWAN(総合行政ネットワーク)環境でもAI要約機能が使えるようになりました
従来、LGWAN環境からはAI要約がご利用いただけませんでしたが、今回のバージョンからLGWAN環境でもお使いいただけます。
・音声認識を開始する画面をよりわかりやすく修正しました
より直感的に音声認識が開始できるよう、画面の構成やメニューについて見直しました。
・起動時間を短縮しました
クラウド型文字起こしサービス「ProVoXT」バージョン1.12.0
・LGWAN環境からも議事録エディタおよびAI要約機能が利用可能になりました
従来、LGWAN環境からは議事録エディタおよびAI要約がご利用いただけませんでしたが、今回のバージョンからLGWAN環境でもお使いいただけるようになりました。
議事録ソリューションプラットフォーム「VoXT One」バージョン1.2.0
・AI要約の利用履歴が確認できるようになりました
各要約の詳細(利用日時、処理時間、消費トークン数など)など、利用状況や利用履歴が確認可能になりました。
・ユーザー自身で接続方式を変更できるようになりました
契約時に選択した接続方式(インターネット/LGWAN)を、ユーザー自身が任意のタイミングで変更できるようになりました。
・管理画面のUIを見直しました
メニュー画面を整理し、より分かりやすくシンプルにAI要約や議事録エディタを利用できるようになりました。また当月の利用状況なども確認しやすい画面設計に改善しました。
※各種バージョンアップの詳細は下記をご覧ください。
https://voxt-one.advanced-media.co.jp/news/update/2025/10/6318/
■「VoXT One」概要
議事録作成業務を多角的にサポートし効率化を実現する、国内シェアNo.1※のAI音声認識AmiVoiceを搭載した複数の議事録ソリューションを一元化した新プラットフォームです。1つのアカウントで、スタンドアローン型の「ScribeAssist」とクラウド型の「ProVoXT(プロボクスト)」など、ユーザーの利用シーンに合わせて最適なソリューションの選択が可能です。さらに、GPT‐4oを活用した要約生成や、音声入力ソリューションなど多彩な機能により、議事録作成業務の効率化を実現します。
https://voxt-one.advanced-media.co.jp/
■「VoXT One」ラインアップのご紹介
・「ScribeAssist」
インストールしたPC内で動作するスタンドアローン型のアプリケーション。インターネット接続の有無にかかわらず利用でき、機密情報を扱う会議でも安⼼してご活用いただけます。リアルタイム認識、ファイル認識の両方に対応しており、さまざまなシーンでの議事録作成業務の効率化を支援します。
https://voxt-one.advanced-media.co.jp/service/scribeassist/
・「ProVoXT」
インターネットに接続できれば、どこでも簡単にAI音声認識による音声ファイルからの文字起こしをご利用いただけます。利⽤⼈数に制限がないため、1部署から全社利用まで、さまざまな規模で運用が可能です。
https://voxt-one.advanced-media.co.jp/service/provoxt/
・「ProVoXT」議事録エディタ
ChatGPTと連携することで、「ScribeAssist」や「ProVoXT」でテキスト化した内容からアジェンダの自動生成や要約、決定事項・ネクストアクションの抽出などが可能です。出力された内容は、直感的に操作できる専用エディタでそのまま編集でき、議事録作成を協力にサポートします。
https://voxt-one.advanced-media.co.jp/service/editor/
※出典:合同会社ecarlate「音声認識市場動向2024」音声認識ソフトウェア/クラウドサービス市場
本件のお問い合わせ
VoXT事業部
この製品についてのお問い合わせ