ニュースリリース

日本テレビのリアルタイム字幕制作システムに
音声認識技術AmiVoice®が採用されました

スポーツ中継番組を中心とした生放送番組の字幕作成に活用

2017/06/26
ニュースリリース

 株式会社アドバンスト・メディア(本社:東京都豊島区、代表取締役会長兼社長:鈴木清幸 以下、アドバンスト・メディア)の音声認識技術AmiVoiceが日本テレビ放送網株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:大久保好男 以下、日本テレビ)のリアルタイム字幕制作システムに採用されました。スポーツ中継の字幕作成に活用されています。字幕作成システムの構築はエル・エス・アイ ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:平山智之)が行いました。

 昨今、静音が求められる環境下での視聴や聴覚障害者や高齢者などの視聴補助の観点からも、テレビ字幕のニーズが増加しており、その重要性が高まっています。総務省では、できる限り多くの放送番組に字幕の付与充実を目指した行動指針を明確にしており、字幕作成は各放送局の大きな課題となっています。
 日本テレビでは、2005年より独自のリアルタイム字幕制作システムを運用していましたが、新たに機能を強化した新システムを開発するに際し、音声認識技術AmiVoiceが採用されました。スポーツ中継番組のオンエア音声を専門のアナウンサーが復唱することで、音声認識技術によりテキストを作成します。人手によりテキストの修正や確認行った後、字幕として映像に付与されます。
 野球・サッカーなど、競技ごとの専用辞書を作成したため、専門用語や選手名なども高い認識率を誇ります。また、復唱する個々のアナウンサーの声を学習するため、使えば使うほど認識率が向上します。

<日本テレビ開発担当者様のコメント>
「生放送番組にリアルタイムで字幕を付与するシステムでは、字幕を作成して送出するまでに要する時間をいかに短くするかがポイントとなります。弊社のような音声認識技術をベースとしたシステムでは、音声認識で生成したテキストを人の手で修正してから送出するため、入力音声に対する認識結果が正確であればあるほど修正の手間が減り、より早い送出に繋がります。新システムで採用する音声認識ソフトウェアの選定にあたっては、同じ条件で数種類の製品をテストしましたが、最も高い認識率を示したのがAmiVoiceでした。また、システムの設計上、入力した音声を分割して音声認識結果のテキストと結びつける処理が必要となるのですが、そのような要求にも柔軟に対応してAPIを用意して頂けたことも採用理由の一つです。」

字幕作成の流れ

 

 

 アドバンスト・メディアでは、今後も幅広い業種・業態にて、業務効率化に貢献する新しいソリューションや顧客サービスの提供に力を入れてまいります。

以上

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