株式会社アドバンスト・メディア(以下、アドバンスト・メディア)と、社会福祉法人 恩賜財団 済生会熊本病院(以下、済生会熊本病院)による「対話型看護アシストシステム」共同開発の取り組みが、第25回日本医療情報学会看護学術大会 最優秀賞を受賞しました。
働き方改革などを背景に、医療DXの推進がより一層求められる中、看護師の業務改善に向けた課題として、患者情報の把握に要する時間の短縮が挙げられます。
そのような中、アドバンスト・メディアと済生会熊本病院は、スマートフォンで迅速に患者情報を取得できる「対話型看護アシストシステム」の共同開発に取り組みました。
本システムは「患者選択機能」「検査オーダー情報表示機能」「リマインダー機能」などを搭載し、電子カルテを閲覧できない状況下においても、患者情報や検査予定などを迅速に把握することが可能です。国内シェアNo.1※のAI音声認識AmiVoiceを搭載しているため、システム上の各所で高精度な音声入力を活用できます。
■「対話型看護アシストシステム」の詳細はこちら
https://www.advanced-media.co.jp/newsrelease/29520/
機能検証の結果、電子カルテ利用時に比べ、オーダーの確認にかかる時間が短縮されました。また病棟全体の検査一覧を即座に閲覧できるため、検査予定を確認する手間を削減し、「リマインダー機能」を用いた未実施検査の通知により、検査の実施漏れ防止にもつながりました。
済生会熊本病院、コメント
この度、「日本医療情報学会看護学術大会」にて最優秀賞という名誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。アドバンスト・メディア社をはじめ、共同研究にご協力いただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
今回、看護師の業務効率化を目指して、アドバンス・メディア社とディスカッションを重ねて機能構築に取り組んできた過程を報告いたしました。
現在も試験運用を実施しながら、病棟看護師のニーズに応じて機能追加・改良を行っております。本システムを導入することで、患者情報の収集や検査などの進捗管理に要していた時間を短縮し、患者・家族に質の高い看護ケアを提供できる時間を増やしていきたいと考えております。
今後も「対話型看護アシストシステム」の機能をブラッシュアップし、当院だけでなく多くの病院の皆様にもご使用いただける有用なシステムにしていきたいと思います。
済生会熊本病院 医療情報部 医療情報調査分析室 主任 橋本 美穂
(パス専任看護師)
アドバンスト・メディアは、今後もDX・業務効率化が求められる医療機関に向け、医療従事者の業務負荷軽減に貢献する、AI音声認識を活用したサービス・ソリューションの開発・提供に努めてまいります。
※出典:合同会社ecarlate「音声認識市場動向2024」音声認識ソフトウェア/クラウドサービス市場
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