石巻市の保有する自治体初のクラウドソーシングシステムを活用した 官民連携協働プロジェクトが発足

「テレワークを活用し潜在求職者へ活躍の場を提供する / 仕事ありきの真の地方創生モデル創出」を経営ミッションに掲げる株式会社テレワーク1000スタッフ（宮城県石巻市 代表取締役：城戸康行 以下、「 テレワーク1000スタッフ」）と、音声認識メーカーの株式会社アドバンスト・メディア（本社：東京都豊島区、代表取締役会長兼社長：鈴木清幸 以下、「アドバンスト・メディア」）は、テレワーク1000スタッフが管理運営する「石巻がんばっちゃテレワーカー※注1」で連携し、テレワークを活用した業務の発注と就労支援プログラムを実施致します。

石巻市民のＩＣＴリテラシー向上・促進、潜在求職者層へ就業機会の提供、新たな雇用創出を目指します。また、ＩＣＴを活用した仕事や訓練を通じて、新たなコミュニティを創り、維持することで、地域経済の活性化を図ります。

※注1「石巻がんばっちゃテレワーカー」

https://www.ict-supportsystem.com/


石巻市が構築保有する、自治体として全国初のテレワーカー育成・就業支援システム（e-ラーニングシステム、クラウドソーシングシステム、大口受託システムを連携、一元管理する機能を有するシステム）。

テレワーク1000スタッフが、石巻市より委託を受けて管理運営。石巻市内の潜在求職者(※注2)に対し、ＩＣＴ人材育成・スキルアップを実施、その後、都心部より営業開拓した業務を受託し、収入機会を得てもらうもの。就業機会の提供、雇用の創出に繋げる中長期ボトムアップ型官民連携プロジェクト。

※注2「潜在求職者」

就業意欲はあるが、子育て、介護、病気等により、時間や日数、その他の制約でハローワークへの求職者登録をしていない就業希望者のこと。

【活動内容、役割分担】



（１） 業務の提供


音声認識を活用した書き起こし業務を、テレワークで就労可能な石巻がんばっちゃテレワーカーへ発注します。（株式会社アドバンスト・メディア）

（２） ＩＣＴスキル講習（能力開発・訓練）


受注業務を遂行するために必要なＩＣＴスキルの講習を、集合研修やＷｅｂ会議システムを活用するほか、在宅参加型研修等、複合的に実施する“寄り添い型”で支援します。（テレワーク1000スタッフ）

（３） テレワーク環境の構築


遠隔での就労支援、ＩＣＴスキル講習を実現するため、Ｗｅｂカメラ等を利用して、業務中のコミュニケーションを円滑に行えるインフラを整備します。（テレワーク1000スタッフ）

（４） 就労者の管理、アフターフォロー


遠隔での就労を安心して行えるように、就労者・テレワーカーの管理、アフターフォローを行います。（テレワーク1000スタッフ）

（５） 地域活性化、経済活性化


石巻がんばっちゃテレワーカーを活用し、地域内外の繋がりを創出、新たなコミュニティを広げます。また本事例のプロモーションで、新たな業務開拓を実施いたします。（テレワーク1000スタッフ・株式会社アドバンスト・メディア）

【石巻市からのメッセージ】


本市のテレワーク推進事業は、東日本大震災の発災した年の２０１１年８月にスタートしました。趣旨に賛同された事業者様や関係機関・団体の皆様方のお力添えをいただき、本年２月、念願のテレワークシステムが完成し、官民連携によるテレワークの普及に向けた取組を本格的に開始することができました。

自治体として全国初の取組で、開始して間もない状況であることから、共に育ててくださるパートナー企業様の存在は、必要不可欠です。この度の連携は、非常に有意義あり、改めて感謝申し上げます。

石巻市は、本事業を通して市民への安定的な就業環境を確保すると共に、ＩＣＴを活用した新たな産業としての基盤構築を図り、地方創生の新しいモデルとなるよう、引き続き取り組んで参ります。

今後とも本事業の推進にご理解賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

（石巻市産業部商工課企業育成支援グループ　三浦）

<株式会社テレワーク1000スタッフについて>


http://www.telework1000staff.jp/


株式会社テレワーク1000スタッフは「石巻市を中核とした東北に1000名の雇用機会を創出する」を経営理念に掲げ、テレワークを活用し潜在求職者へ活躍の場を提供する仕事ありきの真の地方創生モデル創出を目指し、東日本大震災後に発足させた官民連携プロジェクト「被災地テレワーク就業支援協議会-Telework1000Project-」をベースに2015年12月に法人化しました。主に東北でのテレワークを活用した産学官地域連携地方活性化事業を推進している企業です。