IoTのグラモ、電力自由化を迎えHEMS分野への進出を加速
株式会社アドバンスト・メディア(本社:東京都豊島区、代表取締役会長兼社長:鈴木清幸 以下、アドバンスト・メディア)の子会社、株式会社グラモ(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:後藤功 以下、グラモ)は、株式会社環境エネルギー投資(本社:東京都品川区、代表取締役社長:河村修一 以下、環境エネルギー投資)が無限責任組合員を務めるEEIスマートエナジー投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資を実施し、総額2億円となる資金調達を実施しました。
アドバンスト・メディアでは、事業拡大の取り組みとして、「既存コアドメインのさらなる成長」を第一のエンジン、「新規ビジネス創出・M&A・海外事業展開」を第二の成長のエンジンと位置付け、これら2つの成長エンジンの駆動で、飛躍的な売上増大の実現を目指しております。第二の成長エンジンの基軸の1つして、平成25年9月より、ネットワーク接続型の高機能学習リモコン「iRemocon」の開発・販売およびサービス提供を行う、グラモを完全子会社化し、連携を強化してまいりました。
グラモは、これまでケーブルテレビ会社、通信会社、住宅メーカー、車メーカー、太陽光パネル関連会社など、様々な業態の企業と提携し、「iRemocon」のサービス提供に努めてまいりました。一方、グラモがターゲットとしているエネルギー関連市場は本年4月からの電力の完全自由化に加え、来年からはガスの自由化が予定されており、大きな転換期を迎えております。これにより、エネルギー関連企業は市場の拡大と共に、今までにないサービスの拡充が求められています。
各エネルギー関連企業の差別化戦略の一環として、エネルギーの見える化やエネルギー制御の需要は高く、また、経済産業省の推進するZEH(ゼロエネルギー住宅)にもHEMS(Home Energy Management System)が必須となっている状況の中、HEMSや家電コントロールの先駆けであるグラモに対してのニーズも増加傾向にあります。
今回の第三者割当増資の引受先となる環境エネルギー投資は、エネルギー関連企業に幅広く投資を行っており、環境エネルギー投資のネットワーク先企業等とのアライアンスやノウハウを活用することで、グラモの更なる事業拡大とサービスの加速を目指します。
今回の資金調達は、運営体制の強化による既存サービスの拡大、人的協力の獲得、事業成長促進のための新規サービスの開発等を実施するのが目的です。資金調達に加えて、環境エネルギー投資からは役員を迎え、新たな体制にて事業を展開していきます。加えて、アドバンスト・メディアは、グラモに対する貸付金2.6億円の株式化を行いました。
将来の上場を見据え、アドバンスト・メディア、グラモ及び環境エネルギー投資は、技術開発力、ノウハウ、顧客基盤等を相互に活用し、電力市場での一層の成長・発展を目指し、「iRemocon」に関する事業を共同推進いたします。
【第三者割当増資について】
■引受先
EEIスマートエナジー投資事業有限責任組合
■調達総額
200,047,000円(2億47,000円)
【EEIスマートエナジー投資事業有限責任組合概要】
名称 : EEIスマートエナジー投資事業有限責任組合
上記投資事業有限責任組合の無限責任組合員 : 株式会社環境エネルギー投資
所在地 : 東京都品川区東五反田5-20-7
設立 : 2015年4月
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