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ウェアラブルデバイスAmiVoice® Front WT01と島根大学開発、救急医療用ハンズフリー「音声認識記録システム」の連携実証実験が成功しました

屋内外の高騒音環境下でも高精度な音声認識が可能に

株式会社アドバンスト・メディア(本社:東京都豊島区、代表取締役会長兼社長:鈴木清幸 以下、アドバンスト・メディア)の開発した音声認識・音声対話専用のバッヂ型ウェアラブルデバイス「AmiVoice Front WT01(アミボイスフロントダブルティーゼロワン)のベータ版と、国立大学法人島根大学(本部:島根県松江市、学長:服部泰直、以下、島根大学)と有限会社テックシロシステム(本社:広島県三原市、取締役社長:四郎丸功 以下、テックシロシステム)が開発した、救急患者搬送時の病院前救護におけるハンズフリー「音声認識記録システム」の連携実証実験が成功しました。

救急救命士は救急現場において、患者に対する確認事項、搬送先医療機関への連絡、医師との会話、患者処置記録など多岐に渡る作業を行う必要があります。救急車の中では、ゴム手袋をはめて処置を行うため、手を使用する端末操作や、走行中の車の中で時間経過や処置内容等の手書き記録を残すことは容易ではないという課題がありました。一刻を争う救急現場で適正に対応するためには、ハンズフリー・アイズフリーで記録を行う事が好ましく、煩わしい端末操作や記録メモ等の手間から開放されることにより、救急救命士は患者搬送に専念することが可能となります。

島根大学とテックシロシステムは、ハンズフリーでの音声入力を目的とし、音声認識技術AmiVoiceを組み込んだ、救急患者搬送時の病院前救護用「音声認識記録システム」を開発しましたが、救急車のサイレンや屋外の騒音問題により、高い精度で認識結果が出せないという問題がありました。これらの問題に対し、高騒音環境下でも高精度な音声認識を行う事が可能になるAmiVoice Front WT01のベータ版と連携実証実験を行ったところ、高い効果を得る事ができました。


【出雲消防本部での実証実験の様子】


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※実証実験では、スピーカーに接続するためコードを接続しています。

AmiVoice  Front WT01を使用することで、両手が塞がった状態でも処置記録を正確に文字化することが可能になります。搬送先の医師にリアルタイムにデータを伝える事により、医師から適正な指示を得られたり、搬送先医療機関でも的確な受入準備ができるなど、救命率の向上が期待できます。


【AmiVoice Front WT01の特長】


①高指向性アレイマイク

※2

と背面スピーカー。即時操作用にマルチファンクションボタンを搭載

本体には2マイクを用いた高指向性アレイマイクと背面スピーカーが搭載されており、音声対話や通話による情報の取得がハンズフリーで行えます。また、本体にはマルチファンクションボタンが搭載されており、様々な機能を割り当てることができます。


②最大100dB耐騒音性能

※1

。いつでもどこでも高精度な音声認識が可能に

ヘッドセットマイクを装着すれば、最大100dB耐騒音性能・最大10m耐風性※1を発揮することが可能です。人混みやホールの中など雑音や残響が多い環境は勿論、工場・事業場等の高騒音下、屋外での利用でも、高精度な音声認識を行う事が可能です。


③業種・業態を問わず、幅広い分野での業務活用。ハンズフリー・アイズフリーで作業促進

ハンズフリー・アイズフリーでの作業促進が見込まれるあらゆる場所で活用する事ができるため、業種・業態・使用場所を問いません。状況に合わせて、クリップタイプとネックストラップタイプから装着方法を選ぶこともできます。

AmiVoice Front WT01は2015年8月より販売を予定しています。また、同月には無線機(インカム)の代わりとして利用可能なハンズフリーIP通話サービスも開始する予定です。

仕様



■無線方式
Bluetooth Ver.4.0(HSP/HFP v1.6/A2DP/AVRCP)Class2

■マイク
2マイクアレイ

■スピーカー
0dB~-45dB(ステップ幅 2.5~3dB 16段階)

■ボタン
電源/ペアリングボタン、ミュートボタン、マルチファンクションボタン、スピーカーボリュームボタン

■ジャック1
Φ3.5mm 4極(イヤホン、ヘッドセットマイク用)

■ジャック2
MicroUSB (充電用)

■外形寸法(W×H×D)
38×100×19(25.7※クリップ含む)mm

■防水性
IPX4相当

■駆動時間
連続動作時間8時間以上、連続待機時間100時間以上

■充電時間
2~3時間

■重量
56g

※注釈
1:ヘッドセットマイク接続時は、最大100dB騒音性能、 最大10m耐風性能です。ヘッドセットマイク未装着時は、最大90dB騒音性能、最大5m耐風性能となります。本性能は、当社での音声認識テストの結果となり、ご利用の環境により性能は異なります。
2:複数個のマイクロホンを用いたデバイス

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※出典:合同会社ecarlate「音声認識市場動向2024」
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