モバイル端末からも音声入力可能で、記録品質の向上と業務負荷を軽減し医療DXを支援
株式会社アドバンスト・メディア(本社:東京都豊島区、代表取締役会長兼社長:鈴木清幸 以下、アドバンスト・メディア)の音声認識を中心とした音声関連技術を提供する開発者向けボイステックプラットフォーム「AmiVoice Cloud Platform(アミボイス クラウド プラットフォーム)」にて提供しているAI音声認識開発キット「AmiVoice SDK」が、富士通Japan株式会社(本社:東京都港区、以下、富士通Japan)が提供する病院向け音声ソリューション「HOPE LifeMark-Voice(以下、「HOPE LifeMark-Voice」)」に搭載されました。
「AmiVoice SDK」の搭載により、「HOPE LifeMark-Voice」がオプション機能として活用できるようになり、電子カルテなどへの音声入力が可能になりました。
「音声直接入力機能」
「音声メモ入力機能」
2024年4月より、医療機関における働き方の適正化を目的に、労働時間に関する取り決めを中心とした「医師の働き方改革」が開始されます。長時間労働が常態化し、休日の確保が難しい医師が多い中、デジタル技術で医療現場の業務効率化を図る医療DXの推進が喫緊の課題となっています。
一方で、医師や看護師などの医療スタッフによる電子カルテなどへの入力作業は、全業務の中でも慢性的に業務負荷の高い作業であることが指摘されています。厚生労働科学特別研究事業※によると、看護記録業務は、全体業務の13.9%を占めています。記録業務は、日中業務の繁忙さから就業時間外に作成することが多く、残業の要因の一つとされています。
「HOPE LifeMark-Voice」は、富士通Japanの電子カルテシステムや、モバイル端末からカルテ情報を参照する「HOPE PocketChart」などから、音声入力で記録した情報を患者情報に連携し、テキスト記録として保存できる音声ソリューションです。音声入力を用いて場所を選ばずリアルタイムに記録できるため、入力時間を短縮。タイムリーな記録の作成によって情報品質を向上させます。残業時間・人件費の削減につながり、医療現場の業務効率化を支援します。
この度、「AmiVoice SDK」の高い認識精度や豊富な導入実績が評価され、富士通Japanのヘルスケアソリューションに搭載されました。「HOPE LifeMark-Voice」には、医療用語に特化した音声認識エンジンを採用しており、医療用語を高精度に認識することが可能です。また、電子カルテの患者情報と連携しているため、患者選択・メモ・転記を効率的かつ正確に行うことができます。
アドバンスト・メディアは、今後も業務効率化やDXが求められる医療機関に向け、医療従事者の業務負荷軽減に貢献する、AI音声認識を活用したサービス・ソリューションの開発・提供に努めてまいります。
「HOPE LifeMark-Voice」について
「HOPE LifeMark-Voice」は、アドバンスト・メディアが提供する「AmiVoice SDK」を搭載し、オプション機能として電子カルテの音声入力を実現した病院向け音声ソリューションです。
「音声直接入力機能」により、キーボード入力が可能なエリアにカーソルを合わせて発話することで、電子カルテ画面に直接、音声入力することが可能です。
「音声メモ入力機能」では、患者情報に連携したメモを音声入力で作成します。メモをとりたい患者の氏名を読み上げると、該当患者の音声メモ入力画面が立ち上がり、音声入力で作成したメモは、電子カルテに転記が簡単におこなえます。さらに「音声メモ入力機能」では、「HOPE PocketChart」を活用することでモバイル端末からも、患者情報に連携したメモで音声入力することができます。
また、単語登録機能を活用することで、医療用語を、高精度に認識することが可能です。さらに、音声コマンドにより、患者選択や、音声中断・再開、カーソル移動を音声で操作ができ、キーボードやマウスの必要なく、移動中や診察中など手が離せないシーンでもご利用いただくことができます。
「HOPE LifeMark-Voice」詳細について
https://www.fujitsu.com/jp/solutions/industry/healthcare/products/lifemarkvoice/
「HOPE LifeMark-HX」詳細について
https://www.fujitsu.com/jp/solutions/industry/healthcare/products/lifemarkhx/
「HOPE PocketChart」詳細について
https://www.fujitsu.com/jp/solutions/industry/healthcare/products/pocketchart/
「AmiVoice SDK」の特長
「AmiVoice SDK」は、認識精度の高さからさまざまな利用シーンの音声入力・音声テキスト化に使われています。録音機能なども合わせてライブラリで提供するため、さまざまなOSのネイティブアプリの開発が容易に行えます。音声認識サーバーとの連携「AmiVoice API Private」でデバイススペックに左右されない運用も可能です。
詳細については、下記Webサイトをご確認ください。
https://acp.amivoice.com/amivoice_sdk/
「AmiVoice API Private」の詳細について
https://acp.amivoice.com/amivoice_api_private/
「AmiVoice Cloud Platform」の詳細について
https://acp.amivoice.com/
※平成30年厚生労働科学特別研究事業「効率的な看護業務の推進に向けた実態調査研究」
以上
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