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簡単手元操作で高速処理が可能な医療用書き起こしシステム「AmiVoice Medical Scribe」を発売

“音声認識とトランスクライブ※1の併用運用を簡単に実現”

音声認識・認証事業を専門とする株式会社アドバンスト・メディア(以下アドバンスト・メディア、本社:東京都豊島区、代表取締役社長 鈴木清幸)は、この度、医療向け音声認識の新製品「AmiVoice Medical Scribe」を発売しました。本製品は2003年5月上旬より出荷を開始します。

この「AmiVoice Medical Scribe」は、音声認識エンジンAmiVoiceの特長である高速高精度処理ディクテーションの便利さと、トランスクライブの気軽さを併せ持ち、手元のハンドセットにより『録音・再生・修正』などの全ての操作が簡単にできるものです。『録音・再生』機能を搭載したことで、音をファイルに蓄積しておき、後にトランスクライバーが再生音を聞いてレポートを完成させるという使用法も可能です。まばらな発音でも高い精度の認識を行う「セパレートトーク機能」により、多少の言葉のつまずきにも柔軟に対応します。また標準で放射線科辞書および言語モデルを搭載していますので、すぐに読影ディクテーションのレポート化にお使いいただけます。

トランスクライバーは実務を行うまでに、通常6ヶ月-1年の訓練を積む必要があります。しかし「AmiVoice Medical Scribe」を使用することにより、キーボード入力の速度アップや医学用語に対する知識習得負担の軽減、専属のトランスクライバーでなくとも、秘書や事務員による文書化が行えます。また、この音声入力システムにより、レポート作成時間の短縮や人件費の削減などの導入効果が実証されており、更に、操作性を格段に向上させることができるため、今後加速する電子カルテ普及のキーポイントである「臨床現場でのコンピュータへの入力の煩雑さ」を解決するキー製品となります。なお、電子医療情報の共有に関しては全ての診療科への展開を鑑み、現在のスタンドアロン型の応用として、クライアントサーバ型の製品を開発中です。

「AmiVoice Medical Scribe」の販売に関して、アドバンスト・メディアは、初年度1,000セット、約7億円の売上を目標としています。

※ 1 トランスクライブについて

コンピュータ断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)などの高速・多量撮影技術の進歩で、放射線科専門医は多量の画像に所見レポートをつける必要性に迫られています。放射線科では大量の画像や撮影機器の管理に院内ネットワーク化、電子化に伴い、従来手書きであった紙カルテではなくPCでのデジタルでのカルテ記述が進んでいます。一部の病院では医師がテープレコーダーやICレコーダーなどに診断所見を発話録音し、トランスクライバーと呼ばれる書き起こしの担当者がカルテに記述していました。病院経営の逼迫から業務効率化、リストラに伴い定常的な人件費を新たに予算化できないなどの背景により放射線科では音声認識によるカルテ記述の技術革新が待ち望まれていました。

また、厚生労働省は電子カルテシステム普及目標として、2006年度までに全国の400床以上の病院の6割以上に、全診療所の6割以上に普及させる方針を打ち出しており、医療の標準化と質の向上、経営の効率化、患者サービスの向上といった観点から、電子カルテシステムの導入の関心が高まっています。

しかしながら一部の医療現場からはキーボードによる入力に慣れない医師の業務効率や、患者と相対している診療現場でキーボードを使ってのパソコン入力は医療の質の低下を招くなどの問題も指摘されています。

【製品概要】

『AmiVoice Medical Scribe』

・音声録音再生機能搭載、音声認識&トランスクライブの併用運用が可能

・まばらな発話でも高い認識精度、セパレートトーク機能搭載

・最新音声認識エンジン、放射線科辞書/言語モデル搭載

・新規登録単語の管理機能を強化

・フィリップス社製スピーチマイク標準装備

【必要スペック】

CPU :Pentium III 500MHz以上推奨

メモリ :256MB以上

ハードディスク :150MB以上の空き容量

接続ポート:USB1.1以上×1個

OS :Windows98SE,2000,Me,XPの日本語版

以下は標準装備以外のマイクを使用の場合必要になるものです。

サウンドカード :Sound Blaster16 およびその100%互換カード

マイクロフォン :ノイズ消去付きクローズドタイプのマイクロフォン

希望小売価格:720,000円(1ライセンス=1CPU)

※ WindowsRは、米国およびその他の国における米国Microsoft Corporationの登録商標です

※ 記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です

※ 上記製品発売時期などについては予告無く変更する場合があります

【製品に関するお問い合わせは】
株式会社アドバンスト・メディア
営業本部 医療グループ
TEL:03-5958-1091
FAX:03-5958-1033

Email

info@advanced-media.co.jp

【報道に関するお問い合わせは】
株式会社アドバンスト・メディア
経営企画部 広報・IR室 広報担当 植村恵子
TEL:03-5958-1091
FAX:03-5958-1033

Email

press@advanced-media.co.jp

【アドバンスト・メディアについて】
会社名:  株式会社 アドバンスト・メディア
所在地:  東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 48F
代表者:  代表取締役社長  鈴木清幸
事業内容: 音声認識システムに関する開発業務並びにコンサルティング、日本語音声認識システム「AmiVoice」のマーケティングおよび販売、先端技術を利用したシステム開発&市場化マーケティング、海外の先端技術に関わるライセンシング・ビジネス
資本金: 16億5,875万円
主要株主: トヨタ自動車(株)、(株)富士通、(株)クレセント、(株)キョウデン、(株)日立モバイル、(株)セガ、ソフトバンクグループ各社
設立:    1997年12月

URL: http://www.advanced-media.co.jp/

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※出典:合同会社ecarlate「音声認識市場動向2024」
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