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携帯電話、ITS市場向け音声認識技術「AmiVoice DSR」をLSI化へ

富士通株式会社(*1)(以下、富士通)と株式会社アドバンスト・メディア(*2)(以下、アドバンスト・メディア)は、アドバンスト・メディアの分散型日本語音声認識ソフトウェア「AmiVoice DSR(アミボイス ディーエスアール)」(*3)を、「FAITHTM」(*4)のLSI設計手法によりハードウェア化し、LSIに実装しました。 これにより、サーバ、クライアント双方の負荷低減、低消費電力化を実現し、従来、ソフトウェアでは制限のあった分野を含め、お客様は、「AmiVoice DSR」を携帯電話、ITS、デジタル家電などさまざまな分野で利用できます。

AmiVoice DSR」は、人の音声をサーバ、クライアント双方で分割して認識、処理するソフトウェアです。クライアント側で入力された音声は、音声の特長を捉えたデータとして変換され、かつ、30分の1のデータ量に圧縮されてサーバ側に送信されるため、低レートな通信環境においても利用できます。また、サーバ側だけで認識、処理する一般の方式に比べて、お客様は、高品質な音声で、多彩な音声認識が必要なサービスを実現でき、さらに、サーバ側での処理負担を10%から30%低減できます。

両社は、これまでソフトウェアで実現していた「AmiVoice DSR」の技術を開発仕様の変更にも柔軟に対応できる「FAITHTM」のLSI設計手法により、LSIに実装しました。

LSI化することで、お客様は、クライアント側の端末のOSやシステムに依存せず、幅広くご利用いただけます。これにより、携帯電話、PDA、カーナビゲーションシステムなど、端末の選択肢が広がります。

両社は、今回のLSI化をきっかけに、総合的な音声サービスビジネスを展開する予定です。

なお、富士通はこの「AmiVoice DSR」評価ボードの販売・サポートを7月に開始する予定です。

【商標について】記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

(*1)富士通株式会社:本社 東京都港区
(*2)株式会社アドバンスト・メディア:本社 東京都豊島区、代表取締役社長 鈴木清幸
(*3)「AmiVoice DSR」:(AmiVoice Distributed Speech Recognition)音響分析部と音声認 識部をそれぞれ、クライアント(端末)とサーバに分割することで、高精度な音声認識 ができるソフトウェアです。言語モデルや辞書をサーバ側にもつので、多言語の搭載、 辞書のメンテナンス、大容量の辞書の搭載が容易です。

<その他の主な特長>

・事前の音声による学習トレーニング、話者の登録は一切不要
・連続発話対応の自然な音声認識が可能
・イントネーション、アクセント、発話スピードに柔軟に対応

(*4)「FAITHTM」:富士通および富士通九州デジタル・テクノロジ株式会社が開発したFPGA

(Field Programmable Gate Array)による論理設計とASIC物理設計を並行しておこ なうLSIの設計・開発手法です。この設計手法により、設計初期におけるお客様の論 理設計コンサルティングからASIC設計までをカバーし、LSIの開発において、FPGA やPLD(programmable logic device)とASICの設計を同時に進めることが可能です。 アーキテクチャからハード実装までを一貫してサポートし、開発期間の短縮、開発中 の仕様変更、お客様毎の個別仕様に柔軟に対応できます。

【商品についてのお問い合わせ】

株式会社アドバンスト・メディア

営業戦略部

TEL:03-5958-1091
FAX:03-5958-1033

Email

info@advanced-media.co.jp

富士通株式会社

電子デバイス営業本部 マーケティング統括部
第二マーケティング部

TEL:03-5322-3353(直通)

Email

edevice@fujitsu.com

【アドバンスト・メディアについて】

URL:http://www.advanced-media.co.jp/

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※出典:合同会社ecarlate「音声認識市場動向2024」
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