ホームchevron_rightニュースchevron_rightニュースリリースchevron_rightIP電話に対応、音声認識による電話発信・転送システムの開発開始

IP電話に対応、音声認識による電話発信・転送システムの開発開始

アドバンスト・メディアは、独自の技術による日本語音声認識システムAmiVoiceを開発し、”声”でデータ入力などができる各種ソリューションを提供してきましたが、昨年10月にはモバイル端末でも使用できるサーバクライアント型分散音声認識システムAmiVoice DSRを発売しました。このシステムは、音声データのフロントエンドの処理部分をクライアント側に置き、CPU負荷がかかる認識部分はサーバ側で行うものです。また、今年5月には、クライアントが電話音声の処理を行うようにしたAmiVoice DSR for Telephonyを発売しました。これら2つの製品は、サーバ側で動作する音声認識システムは共通のものです。

アドバンスト・メディアが今回開発を開始したシステムは、上記2つの製品の機能を組み合わせて、一般電話・IP電話の双方に対応可能な電話発信・転送システムを実現するものです。このシステムにより、以下の機能が実現できます。

・電話をかけるときに相手先の名前を言って発信する『電話発信機能』
・外部から代表番号にかかってきた電話にシステムが応対し、社員名・部署名などを言ってもらって内線に転送する『電話転送機能』

たとえば、社内にIP電話システムを導入している場合、社内のIP電話からの電話発信と外部の一般電話からの電話転送が、このシステム1つで実現できます。

上記機能の実現で、キーとなる技術が、アドバンスト・メディアの分散音声認識技術です。サーバ側の音声認識システムは1つで、AmiVoice DSRのクライアントがIP電話に、AmiVoice DSR for Telephonyのクライアントが一般電話に対応します。また、内線IP電話の場合には、AmiVoice DSRのクライアントが、IP転送のための圧縮をかける前の高品質な音声を処理するので、従来の電話音声認識と比較して高い認識精度が実現されます。

このシステムは、Windows Server 2003をはじめとするWindowsプラットフォーム上で動作します。TAPIインタフェースを通じて外部の電話回線の呼制御を実施する、既存のIVRシステム接続向けの製品化を今年7月に予定しています。またMicrosoft .NETインタフェースに対応し、Microsoft Office Real-Time Communications Server 2003に対応したIPネットワーク接続向けの製品を年内に開発予定です。IPネットワーク接続のシステムについては、お客様の要望による受託開発による早期提供も行います。

製品は、AmiVoice Dialer の製品名で出荷予定で、価格は最小構成で200万円を予定しています。2003年度中に2億円の出荷を目指します。

今回のアドバンスト・メディアの発表について、マイクロソフト株式会社 製品マーケティング本部Windows Server製品部 部長 高沢冬樹氏は、次のように述べています。「今回のアドバンスト・メディア様によるWindows Server 2003対応の電話発信・転送システム、AmiVoice Dialer を歓迎いたします。また、Microsoft Office Real-Time Communications Server 2003の早期評価と製品対応を進めていただいている点についても大変期待しています。これからのサーバーシステムにとって、コミュニケーションテクノロジー、特にIP電話システムやCRMの対応強化は非常に重要であり、本システムによりお客様に強力なCRMソリューションプラットフォームを提供できることを確信しています。」

※ 上記記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
※ 上記製品発売時期などについては予告無く変更する場合があります。

【システム概要】


AmiVoice Dialer構成

【商品についてのお問い合わせ】

株式会社アドバンスト・メディア

営業戦略・商品開発部 金子 宏

TEL:03-5958-1091
FAX:03-5958-1033

Email

info@advanced-media.co.jp

【報道関係のお問い合わせ】

株式会社アドバンスト・メディア

経営企画部 広報室  植村恵子

TEL:03-5958-1091
FAX:03-5958-1033

Email

press@advanced-media.co.jp

【アドバンスト・メディアについて】

会社名:  株式会社 アドバンスト・メディア
所在地:  東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 48F
代表者:  代表取締役社長  鈴木清幸
事業内容: 音声認識システムに関する開発業務並びにコンサルティング、日本語音声認識システム「AmiVoice」のマーケティングおよび販売、先端技術を利用したシステム開発&市場化マーケティング、海外の先端技術に関わるライセンシング・ビジネス

資本金: 16億5,875万円
主要株主: トヨタ自動車(株)、(株)富士通、加賀電子(株)、ソフトバンクグループ各社
設立:    1997年12月

URL:http://www.advanced-media.co.jp/

国内シェアNo.1国内シェアNo.1AmiVoiceⓇAmiVoiceⓇ

※出典:合同会社ecarlate「音声認識市場動向2024」
ソフトウェア/クラウドサービス市場

声で書く、声で動かす。
AI音声認識AmiVoiceは、
さまざまなビジネスシーンで、
人とキカイの自然なコミュニケーションを実現する技術です。