アドバンスト・メディアは、独自の技術による日本語連続音声認識システムAmiVoiceを開発し、”声”で文章入力などができる各種ソリューションを提供してきました。特に医療分野においては、放射線画像診断のレポート作成用の音声入力システムは導入施設が100を超えるまでとなり、医療診断のレポート作成効率化に貢献しております。
これまで実用化された連続音声認識の対象は書き言葉を主体とした発話であり、会議のような自然発話の話し言葉の音声認識は困難でした。そこでアドバンスト・メディアでは関東経済産業局の平成14年度創造技術研究開発事業に基づき、会議の音声認識システムの開発を行い、それを拡張、発展させ、会議議事録作成支援システム「AmiVoice Rewriter Plus」の製品化を行いました。
「AmiVoice Rewriter Plus」は、会議における複数話者の発話を音声認識し文章化します。編集する際には、音声を聞きながら誤認識箇所を修正するだけなので、効率良く書き起しを行うことが出来ます。AmiVoice Rewriter Plusは音声録音・認識を行うAmiVoice Recorderと書き起し編集を行うAmiVoice Rewriterで構成されており、以下の特長を持っています。
[AmiVoice Recorder]
・自然発話の話し言葉の音声認識が可能(認識精度は話し方に依存します
・USBマイクにより、1台のパソコン
※で9本のマイク入力が可能
※PentiumIV 2.2GHz 512MBメモリ
・発話単位で音声を自動分割し、録音
[AmiVoice Rewriter]
・発話単位で音声とリンクした認識結果文字列の表示
・音声の自動再生により、誤認識箇所の修正がスピーディーに実行可能
・編集者による復唱(リスピーク)による、音声入力・文書化も可能
従来、1時間の音声テープの書き起しには6時間必要とされていましたが、本システムを用いることにより、2倍から3倍の効率化が図れます。効率化の程度は音声認識精度に依存しますが、88%の認識精度の講演タイプの会議で2.2時間、66%の認識率の委員会タイプの会議で2.7時間、60%の認識率の社内会議で約3.6時間で書き起しが終了するという結果が得られています。
「AmiVoice Rewriter Plus」は8月1日、出荷予定で、自治体の議会や民間企業の会議の議事録作成、コールセンターでのボイスログのテキスト化、放送コンテンツの字幕化・インデキシングなどの用途向けに使用できます。価格は、各用途毎に最小構成200万円からを予定しています。実際のシステム導入はユーザ毎のシステム向けにカスタマイズの上、トータルソリューションとして提供します。2003年度中に5億円の出荷を目指します。
※ 上記記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
※ 上記製品発売時期などについては予告無く変更する場合があります。
【システム概要】
AmiVoice Rewriter構成
(pdfファイル 276KB)
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