指ではなく声で携帯のWEB検索が可能に
株式会社アドバンスト・メディア(代表取締役社長:鈴木清幸、本社:東京都豊島区)の子会社、株式会社ボイスドメインサービス(以下VDS)は、2005年11月28日より携帯電話に向けた音声によるインターネット検索の試行サービスを開始することになりました。携帯電話ユーザは、このサービスを利用することで、面倒なURL入力や検索の手間から開放されます。同時にサイトにユーザを誘導したい企業には効果的な宣伝手段をもたらします。
2006年1月15日には企業(広告主)による企業名・商品名・サービス名の登録受付を開始し、3月より、正式サービスを開始する予定です。
サービスの概要
当サービスは、一般の携帯電話および、専用ランチャーソフトをインストールしたスマートフォンと呼ばれる携帯電話から利用できます。
携帯電話にむかって、目的のサイトを示すボイスドメイン(企業名や商品・サービス名)を発話すると音声認識技術により、その発話がテキスト化され、目的のサイトへジャンプするためのURLリンクが表示されます。ユーザはそのリンクをクリックすることによって、目的のサイトへたどりつくことができます。
料金は、ボイスドメインの登録をする企業から徴収するので、ユーザは無料でサービスを受けられます。(音声通話によるアクセス料金、パケットによるアクセス料金はユーザ負担になります。)
操作方法について
スマートフォン
1)専用ランチャーソフトを起動します。
2)アクセスしたいサイトのボイスドメインを発話すると、複数のリンクの候補が表示されます。
3)目的のサイトのリンクをクリックすると、ブラウザが起動しサイトが表示されます。
一般的な携帯電話
1)vd-s.jpへアクセス
2)[ボイスドメイン入力]リンクをクリックするとサーバに通話回線で接続されます。
3)アクセスしたいサイトのボイスドメインを発話します。
4)[検索結果を表示]をクリックすると、複数のリンクの候補が表示されます。
5)目的のサイトのリンクをクリックすると、そのサイトが表示されます。
サービスの位置づけ
ボイスドメインサービスの導入でユーザは企業の携帯電話専用サイトに音声により簡単にアクセスすることが可能になります。従来の企業の携帯電話を使ったプロモーションでは、ユーザが複数のメニューを選択した後に企業の携帯電話専用サイトにアクセスする、企業の携帯サイトのURLを親指で入力し携帯電話専用サイトにアクセスする、親指でメールアドレスを入力し空メールを送信し返信された企業の携帯電話専用サイトにアクセスする、デジタルカメラつき携帯電話でQRコードを撮影し企業の携帯電話専用サイトにアクセスする、などの手法をとっていました。
声による企業名、商品名、サービス名の入力はユーザが容易にアクセスできることに加え、企業(広告主)にとっては新たなプロモーション手段を確保したことをも意味すると考えます。企業(広告主)は従来のテレビ・ラジオ・新聞・雑誌・電車中刷り・ポスターの既存媒体において携帯電話に自社の社名や商品名を話しかけることを告知することで、既存媒体と連動したプロモーション施策を実施することができます。ユーザが携帯電話に向かって街頭などで企業名や商品名を話すことで、企業(広告主)にとっては携帯ユーザ自身を新たな広告媒体にすることが可能になります。PCを入力ツールとした従来型のインターネット広告の世界では、PCユーザがキーボードで企業名、商品名、サービス名を入力するのみで、ネットを通さないその場での認知の向上には限界がありました。
今後のサービス数値目標
目標ボイスドメイン登録数(国内)
2006年3月期 4,000 ボイスドメイン
2007年3月期 13,000 ボイスドメイン
目標売上高(国内)
2006年3月期 50百万円
2007年3月期 234百万円
ボイスドメインサービスDSR対応端末数(予想)
2006年3月期 20万台
2007年3月期 50万台
2008年3月期 300万台
株式会社ボイスドメインサービスの株主構成の推移
会社の目的と株主資本政策の指針
(株)アドバンスト・メディアは、「しゃべりがみえる」(口語体の自然な発話をテキスト化して目に見えるようにする)ことによる新たな価値の創造を提案・実現し、ビジネスや日々の生活に密着した実用的な音声認識ソリューションを提供することを事業の目的にしており、音声認識により市場を喚起し、市場規模を拡大することに取り組んでおります。一般領域における一般消費者向けの音声認識ソリューション提供事業、すなわちサービス事業構築の一環として、「携帯電話上での、声によるURL接続サービス(ボイスドメイン登録/運営サービス)」を行う(株)ボイスドメインサービスを設立しました。当サービスは(株)アドバンスト・メディアのサービス事業の一部との認識から、別会社の子会社(株)ボイスドメインサービス)を設立し、当サービスを推進するにあたっての協業企業との資本提携、業務提携を行いながら、機動的かつ効果的に事業を推進していくことにしたものであります。
なお、(株)ボイスドメインサービスは第三者割当増資を予定していますが、(株)アドバンスト・メディアの連結子会社になる見込みです。
会社設立時(2005年7月27日)
(株)アドバンスト・メディアの100%子会社
発行株式数10,000株 資本金 30,000千円
第1次第三者割当終了後(2005年10月18日払い込み終了時)
資本金 94,500千円
以下、左から株主名、株数、 比率
株式会社アドバンスト・メディア 20,000 63.49%
Jword株式会社 3,000 9.52%
株式会社インターネット総合研究所 2,500 7.94%
株式会社見果てぬ夢 2,000 6.35%
SUNMALO株式会社 2,000 6.35%
株式会社ぱど 2,000 6.35%
合計 31,500 100.00%
2005年12月以降も第三者割当を予定しています。
<株式会社ボイスドメインサービス 会社概要>
社名 : 株式会社ボイスドメインサービス
代表者 : 代表取締役社長 鈴木 清幸
本店所在地: 東京都豊島区東池袋3-1-1
URL : http:// vd-s.jp
設立 : 2005年7月27日
資本金 : 94,500万円(株式会社アドバンスト・メディア子会社
事業内容 :
・音声ドメイン(VD)登録、運営事業
*携帯電話に向けての新たな広告モデル
*ユーザが単語を発話し、その単語に関連した企業の広告用URLへ誘導させる
プロモーション等への活用)
*単語の登録・年間維持費を登録会社から徴収
(ユーザのサービス利用は無料)
・音声ドメインサービス(VDS)を利用したサービス
*VD応用サービス
*海外におけるVDサービス など
<親会社 株式会社アドバンスト・メディア 会社概要>
社名 : 株式会社アドバンスト・メディア
代表者 : 代表取締役社長 鈴木 清幸
本社 : 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 48階
URL :http://www.advanced-media.co.jp/
設立 : 1997年12月 (平成11年12月)
資本金 : 32億1,847万円
コード : 3773 (東証マザーズ )
事業内容
・「ソリューションサポート事業」AmiVoice®を組み込んだ音声認識ソリューションの企画・設計・開発を行う。
・「ライセンス事業」「ソリューションサポート事業」で掘り起こされた市場のニーズに適合するパッケージ商品をライセンスとして提供する。
・「サービス事業」当社自身がAmiVoice®を使い、企業内のユーザや一般消費者へサービス提供を行う。
■ アドバンスト・メディアについて
アドバンスト・メディアは、独自の技術による日本語連続音声認識システム
AmiVoice®を開発し、“声”で文章入力などができる各種ソリューションを提供してきました。
AmiVoice®は不特定話者に対応していますので、利用者毎に声の事前学習(エンロールメント)を行うことなく、すぐに音声入力できます。特に議事録作成支援システムにおいては、北海道議会や沼津市議会、戸田市議会をはじめとした数多くの自治体の議会の議事録作成用途で採用され、その導入効果が高く評価されています。
※AmiVoice®およびロゴマークは(株)アドバンスト・メディアの登録商標です。記載の会社名および製品名は、各社の登録商標および商標です。
<本件に関するお問合せ先>
株式会社 アドバンスト・メディア
〒170-6048 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 48F
http://www.advanced-media.co.jp
【一般のお問合せ】
モバイルサービス部
電 話: 03-5958-1055
FAX: 03-5958-1057
E-mail:mobile@advanced-media.co.jp
【報道関係のお問合せ】
経営企画部 広報・IR室
電 話: 03-5949-2007
FAX: 03-5958-1032
E-mail:press@advanced-media.co.jp