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AmiVoice® Mobile Toolkit」を活用したサントリーグループ営業報告書作成支援音声入力モジュールを開発

株式会社アドバンスト・メディア(本社:東京都豊島区、代表取締役会長兼社長:鈴木清幸 以下、アドバンスト・メディア)は、iOS/Androidで動作するアプリケーションに音声認識機能を組み込むための開発キット「 AmiVoice ® Mobile Toolkit 」を、サントリーグループのシステム開発・運用を担うサントリービジネスエキスパート株式会社(本社:東京都港区、以下、サントリービジネスエキスパート)とサントリーシステムテクノロジー株式会社(本社:大阪府大阪市北区、以下、サントリーシステムテクノロジー)に提供いたしました。
サントリービジネスエキスパートならびにサントリーシステムテクノロジーは、アドバンスト・メディアの「 AmiVoice ® Mobile Toolkit 」を活用し、サントリーグループの営業報告書の作成を支援する目的で、キーボード入力に併用するツールとして音声で入力できるモジュールを開発し、2013年4月より一部導入を開始いたしました。

サントリーグループの店舗営業担当者は、店舗を訪問した後にモバイルデバイスで日報を作成しています。スマートフォンやタブレットでの文字入力はモバイルパソコンに比べるとキーボードの操作性といった点でストレスを感じることもあり、このことは報告文書の作成スピードとともに情報密度の低下を招く懸念が拭えませんでした。これらを払拭するため、クラウド上の音声認識サービスと連携させた声による報告文書作成の仕組みを構築いたしました。店舗営業担当者が使う独特のサントリー用語(大量陳列は「大陳(たいちん)」、店頭の冷蔵コーナーを「冷ケース(れいけーす)」など)や言い回しは、過去5年間に蓄積された膨大な報告文書を解析し、辞書登録と音声モデル化をすることによって90%を超える認識精度を実現しています。このような工夫をおこなうことで入力へのストレスを低減し、モバイルパソコンを上回る入力スピードの向上を実現いたしました。また、ちょっとした現場での気付きや申し送りなど、これまであえて文章に置き換えて入力しなかったような情報も音声であれば手軽に入力でき、報告内容の質と量が格段に向上しています。

AmiVoice ® Mobile Toolkit 」の機能・特長

1.単語認識・文章認識が可能
・認識させたい単語の辞書を作成可能(ルールグラマ)
・メールクラウドで利用しているメールやツイッターで利用するような単語を収録した大語彙辞書を標準辞書としてご利用可能
・認識させる内容が標準辞書でカバーできない場合は、分野に特化したカスタマイズ辞書の利用が可能(カスタマイズには別途費用が必要となります)

2.候補出力
・同音、または「電車」「自転車」など音が似ている単語を認識結果として出力

3.単語登録
・音声辞書(ディクテーション)にない単語も、表記と仮名を指定することで登録が可能

4.波形描画
・ユーザーに録音状態をビジュアル的に伝えるための波形描画もサポート

5.ステージング環境の提供
・開発用に、AmiVoice® cloud環境をご提供いたします。
・標準辞書および、ルールグラマを利用したアプリケーションの開発が可能となります。

【利用イメージ(音声入力による検索機能)】

AmiVoice ® Mobile Toolkit の構成】

AmiVoice ® Mobile Toolkit には音声認識サーバー、音声認識辞書(言語モデルなど)は含まれておりません。開発用途以外でサーバー、辞書をご利用になる場合は、別途、要件に応じて必要な構成をお見積もりさせていただきます。

以上

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※出典:合同会社ecarlate「音声認識市場動向2024」
ソフトウェア/クラウドサービス市場

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