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経営情報

株主・投資家の皆様へ

 私たちはこれからネットを介して様々なサービスを手に入れる時代を迎えます。
 サービスはコンピュータを含むハード(広義に「機械(キカイ)」といいます)を通じて受け取りますのでサービスの質は人と「機械」とのコミュニケーションのレベルに依存するといえます。
 私たちのビジョンは≪人と「機械」との自然なコミュニケーションの実現≫です。
 これには人並みのコミュニケーション能力をもつインタフェースの開発が絶対条件ですが、仕事や生活の基盤である「社会環境に融合されること」(『Integration』)が更に重要です。

当社の事業展開

 当連結会計年度は、2026年3月期までのBSR拡大期初年度としてBSR展開期で伸長させた既存のフロー&ストックビジネスを土台に、AI音声認識アミボイスを利用したコミュニケーション業務支援、文字起こし業務支援、医療従事者の業務効率化支援などのアプリケーション、あるいは、サービス(アプリ/サービス)及び、パートナーが利用するアミボイスエンジン・プラットフォームの市場への導入から拡大を進めました。
 そのような中で、各企業や病院における業務効率化にともなうDX推進などのニーズに合致したことで当社の各種製品販売やサービス利用が伸長いたしました。また、BSR展開期で取り組んだストックビジネスの売上比率の向上を更に進めたことによって増収増益し、売上高、営業利益、経常利益において過去最高を達成することができました。
 今後につきましては、これまで日本で先駆的に市場への導入から展開を行ってきたアミボイスエンジン及び、それを利用したアミボイスアプリ/サービスを集合化、目的特化プラットフォーム化させ社会の必要に応えて行きたいと考えております。まずは、音声AI※1アプリ/サービスの市場への導入を行ってまいります。更には、アミボイスAIパートナー※2を業務に利用することで作業時間の短縮などの仕事の効率化を、そして、パートナー(相棒)の存在による快適化を加えて、仕事に声を使うことがアタリマエとなる「仕事における新たな日常」の社会への浸透を進めてまいります。そして、人とAIとが共存し、互いに優れた能力を高め合うAISH※3の時代を連れてまいります。
 今後も当社グループ一丸となり、事業価値の増大による企業価値向上に邁進してまいる所存ですので、株主の皆様の変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

※1 音声AIとは、バーチャルエージェントのAIアバターAOI(AmiVoice Ontology Integrated)やコールセンター分野での自動AI応答サービス・ISR(Interactive Speech Responder)Studioなどのこと。
※2 アミボイスAIパートナーとは、声によりスマホのフリック入力を助けてくれるスピーチボード®、PCのキーボード操作を助けてくれる声キーボード®、PCのマウス操作を助けてくれる声マウス®などのこと。ユーザー自らも作成可能の音声コマンドを適時、適所で喋ることで効能を発揮させることができる。
※3 AISH(AI Super Humanization、アイッシュ)とは、AIが人を助け、また、人がAIを使って能力を高める、そして、AIを超えた人の叡智などお互いの優れた点を融合し、人とAIとが共存すること。

代表取締役会長兼社長 代表執行役員 鈴木清幸