サントリーグループの店舗営業担当者は、店舗を訪問した後にモバイルデバイスで日報を作成していますが、スマートフォンやタブレットでの文字入力はモバイルパソコンに比べるとキーボードの操作性といった点でストレスを感じることもあり、報告文書の作成スピードの低下とともに、情報密度の低下を招く懸念がありました。
そこで、上記課題を解決するためのサービスを探していました。
店舗営業担当者は独特なサントリー用語(大量陳列は「大陳(たいちん)」、店頭の冷蔵コーナーを「冷ケース(れいけーす)」など)や言い回しを使用していますが、アドバンスト・メディア社のAmiVoice Cloudを活用することで、サントリー社内に過去5年間に蓄積された膨大な報告文書の解析を通して弊社専用の辞書構築と音声モデル化が実現でき、最終的に90%を超える文章認識精度を実現することができました。
また、開発キット「AmiVoice SDK for iOS / Android / Windows」は使いやすく、活用中の入力アプリケーションに音声認識機能を容易に組み込むことができました。
店舗営業社の営業日報入力時のストレスが低減し、モバイルパソコンを上回る入力スピードの向上を実現いたしました。
また、ちょっとした現場での気付きや申し送りなど、これまであえて文章に置き換えて入力しなかったような情報も音声であれば手軽に入力できるため、報告内容の質と量が格段に向上し、効果的な日報利用を推進することができています。