テーマ | : | 議事録作成・書き起こし |
業種 | : | 金融 |
規模 | : | 301名~1000名 |
サービス | : | AmiVoice ScribeAssist |
効果 | : | 情報の質的向上 ,業務効率化 |
これまでICレコーダーで録音した音声データをもとに書き起こし、議事録作成を行っていました。発言内容がよく聞き取れない場合、何度も巻戻し・再生を繰り返したり、発言者に直接確認をしたりしていました。そのため、会議時間の何倍も時間がかかり、長時間の会議の議事録作成には2~3日もの日数を要していました。
特に役員会などの重要な会議の場合、決定に至るまでの協議内容を正確に記録し、情報共有のため関係者などへ速やかに議事録を回覧する必要があります。議事録の作成には正確さと速さの両立が求められ、担当者にとって大きなストレスとなっていました。
議事録作成にかかる業務負担は過大なものとなっており、大きな課題でした。そこで、議事録作成支援ソリューションの導入により業務負担を軽減できないか検討を行いました。
導入にあたり、AmiVoiceを含めて4社のソリューションで比較検討を行いました。その結果、音声認識精度やリアルタイムの音声変換、編集機能の使いやすさなど、機能面においてAmiVoiceが最も優れていると評価しました。
また費用面でも、これまでの議事録作成にかかる人件費などを鑑み、十分な費用対効果を見込めると判断しました。加えて、インターネット接続不要のため、セキュリティ面でも安心して利用できることも大きな選定理由となりました。
福井信用金庫には役員会など重要な経営会議の他にも多数の会議体があり、それぞれ異なる部署が議事録を作成しています。一字一句書き起こしが必要な会議もあれば、会議内容を要約した議事録で良い会議もあります。いずれの会議も、AmiVoiceの導入により議事録作成の業務負担は大きく軽減されました。
たとえば、一字一句書き起こしが必要な議事録の場合、作成にかかる時間はおおよそ半分になりました。要約するだけの議事録も、音声認識結果や音声データのおかげで、作成の正確さ・速さは大きく向上しました。
また、これまで議事録を作成していなかったミーティングなどでも、AmiVoiceを用いて記録に残すことにより、参加者が備忘録として活用したり、関係者などの情報共有を実施したりすることができ、業務の質の向上にも繋がっています。金融機関では専門用語も多数使われるため、今後は単語登録などの独自カスタマイズを行って音声認識精度を高め、議事録作成の時間をさらに削減していきたいと考えています。
コロナ禍が長引く中で、金融業界にもデジタル化の大きな波が押し寄せています。当金庫としてもDXプロジェクトを立ち上げ、ITを活用したサービス向上や業務効率化、それに伴うビジネスモデルの変革を推し進め、地域社会において一層存在感のある金融機関を目指しております。
AmiVoiceは議事録作成以外の業務にも活用できる可能性があると感じています。当金庫における課題解決の一つのツールとして、さらなる活用を検討していきたいと思います。
福井信用金庫 総合企画部 副部長 髙原 世篤 様
総合企画課 課長代理 山岸 大介 様
(2021年2月現在)